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1日目
10月14日・・・ 京都〜鞍馬〜五条

京都駅に集合した後、さっそく義経とゆかりの深い鞍馬へと向かいます。鞍馬寺のその歴史は、宝亀元年(770年)鑑真和上の高弟・鑑禎上人によって毘沙門天を祀る草庵が作られたのが始まりとされています。義経は牛若丸の名を遮那王と改め、七歳から十六歳までの十年間を過ごします。天狗に剣術を習っていたとの伝説も勇名ですが、修行の為駆け回っていた山道の途中には、義経にまつわる史跡などが数多く点在しています。奥深い山道を抜け出ると、そこは貴船。義経も祈願に訪れた貴船神社でもお参りいたします。
この日のお宿は、五条の大橋すぐそばに佇む、築100年を超える町屋のお宿です。京都の夜をたっぷりご堪能ください。



2日目
10月15日・・・ 京都〜清水寺〜奈良・東大寺奉納大歌舞伎鑑賞

2日目は、義経と弁慶ゆかりの京都市内をの史跡を巡りましょう。義経誕生の地や弁慶と義経が最初に出会った五條天神社や弁慶と牛若丸のモニュメントもある現在の五条大橋や当時の五条大橋といわれる橋などを歩き、その後、二人の運命を決定した、清水寺へと向います。清水寺には、今も弁慶が使ったといわれる鉄下駄や鉄の錫杖(しゃくじょう)などが残っています。午後は奈良へと移動し、遅めの昼食後宿にチェックイン。少し休憩した後、いよいよ東大寺へと参りましょう。
大仏殿の前でお坊様たちによる、散華の法要が行われた後、1300年の歴史の中で初めてという大歌舞伎が始まります。
弁慶と義経、そして二人を阻む富樫との物語は、日本人の智・仁・勇を見事に表現した歌舞伎の十八番。どうぞゆっくり、お楽しみください。
富樫役には、市川染五郎が扮するので、松本幸四郎さんとの親子と共演も楽しみなところです。




3日目
10月16日・・・奈良〜吉野〜京都


3日目は、奈良から吉野へとまいります。世界遺産にもなっている吉野山は、修験道の根本道場。その本山である金峯山寺を中心に、数多くの社寺が点在します。義経や弁慶と共に静御前にも縁の深い吉水神社や勝手神社、また奥千本近くにある金峯神社の義経隠れ塔などを訪れます。義経と静御前の悲恋の物語の舞台でもあり、修験の聖地でもある吉野をじっくりと巡ります。初秋の奈良・京都をたっぷりと堪能してください。