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≪今回の旅のスペシャルその1≫
1日目・・・10月8日  
薬師寺・万燈会




「倭の国」から「日本」と改め律令国家の基盤を築いた
天武天皇と持統天皇。平城京も、
天武天皇と持統天皇の功績の続きであると
いっても過言ではないでしょう。

薬師寺は、天武天皇が皇后・持統天皇が
病気を患っていた折り、平癒を祈願して
建立されたお寺です。

薬師如来は日本一美しい仏像としても名高く、
また、東塔は天平文化の時代、
そのまま現存している国宝中の国宝です。
万燈会は、一年に一度、
10月8日の「天武忌」の際に行われ、
夜空に浮かぶ薬師寺を、
幻想的に美しく彩る
祈りの燈籠の美しさは息をのむほどです。

平城遷都1300年祭の期間中は、
東塔と玄奘三蔵院も特別公開されています。



≪今回の旅のスペシャルその2≫
3日目・・・10月10日  
天河神社にて迎える『TEN』の日




今から1300年余り前、山岳信仰の開祖・役行者が
弁財天女を勧請され、奥宮である
弥山山頂に祀られたことが
天河神社のはじまりとされています。

その後、壬申の乱の折り、
天武天皇の前に天女が現れて
見事勝利したことから、
この天女こそ、弥山の弁財天であるとして
里にお宮を造営することを命じられ、
現在の地に天ノ安河ノ宮(天河神社)が建立されました。

ちなみに「ヒノモト(日本)」という言霊は、
天武天皇が天河で言われたと
伝えられています。

そんな天河神社では、十月十日(旧暦)は、
全てが終わりを告げ全てが始まる
「とうとうたらり」という節句祭が行われます。

2010年10月10日は新暦で祭りはありませんが、
やはり一つの大きな区切りの日となります。

吉野・高野・熊野という
日本の三大霊場のちょうど中央に位置し
古来より聖地中の聖地とされてきた天河で、
ぜひ新たなる自分と向き合ってください。


≪今回の旅のスペシャルその3≫
3日目・・・10月10日  
蔵王権現・夜間特別拝観




日本最大の木造秘仏である「金剛蔵王大権現立像」。
全身7メートルを超す三尊の全身は、
ことごとく悪魔をはらう怒りの形相を現されており
過去、現在、未来の三世に渡って
私たちを守ってくださる守護仏でもあります。

秘仏として、普段は拝観することはできませんが
平城遷都1300年祭記念事業として、
9月1日から100日間の間のみ御開帳されます。

さらに、夜間行われる「夜間拝観」は、
あらかじめ決まった人数しか中に入ることの許されない
特別なもの。
蔵王堂のお堂内に入場後は扉が閉められ
他の人は、入堂不可の状態となります。

今回の旅では、宿泊するお宿の方にご案内いただき
この「夜間拝観」をさせていただくことになりました。

この貴重な機会を、心静かに過ごしましょう。