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ケナフ(Hibiscus canabinas Linn.)はアオイ科フヨウ属の一年草です。原産は西アフリカで、主に繊維作物として中国や東南アジアで栽培されてきていました。

古代エジプトのミイラを包んでいた布にもケナフが使われていたという、人類が古くから利用してきた植物です。

地球温暖化などの、環境問題が深刻化してきてからは、二酸化炭素の吸収率が通常の木に比べて、3倍あることや、成長がとても早いことから、木材の代替素材として、多くの紙に使われるようになってきています。

















(河野新素材開発株式会社HPより)



蜂の巣のようにあいた多くの穴、繊維の中の半分以上が空洞、これが驚異の植物ケナフの繊維構造です。
ケナフは成長力がものすごく多量の水が必要です。根から吸収される水は植物細胞の穴(道管)から毛細管現象によって吸い上げられます。この穴が、繊維製品の吸水性の決め手です。ご存知のように綿や麻は水分をよく吸収しますが、化学繊維は吸収しません。
ケナフ繊維は、綿や麻と比べてもはるかに吸水性が優れているのです。
 
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