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『ご開帳について』

善光寺の御本尊「一光三尊阿弥陀如来」は、
絶対秘仏として、どんな理由があろうとも人目に触れることはありません。
しかし、鎌倉時代、御本尊の御身代わりとして前立本尊が造られ、七年に一度、ご開帳の折にのみ拝むことができるようになりました。

今年、平成21年は、七年に一度の、ご開帳の年です。 4月5日より5月31日までの期間、数百万人の人々がそのご結縁やありがたいご利益を求めて、参拝に来られます。

TENの旅では、5月15日と16日早朝にかけて善光寺にお参りいたします。宿坊のお坊様にご案内いただきながら、特別な時をお過ごし下さい

善光寺の縁起は、はるか天竺まで遡り…


その昔、天竺(インド)のこと。娘の如是姫の病気を阿弥陀如来に救ってもらった月蓋長者は、それまでの不信心を改心し、深く仏教に帰依。如来の姿をこの世にとどめ、終生お仕えしたいという長者の願いに応じて、釈尊と阿弥陀如来は竜宮の閻浮檀金によって阿弥陀如来と寸分違わぬ姿の一光三尊阿弥陀如来を出現させました。

長者が亡くなった後、この如来は百済に渡り、さらに仏教伝来とともに聖明王より日本に献じられました。いったんは宮中に迎えられましたが、仏教を日本に受け入れるか否かの争いの中、如来は物部氏によって難波の堀江に捨てられてしまわれます。

ある時、信濃の住人本田善光が堀江を通りかかると、如来に呼び止められます。「おまえは天竺の月蓋長者、百済の聖明王の生まれ変わりである」。すべてを悟った善光は如来を背負って故郷へ持ち帰り、自宅に手厚くお祀りしたのが善光寺の始まりであると語られています。

                     (善光寺御開帳奉賛会 HPより)


(1日目のお宿)
善光寺の宿坊(常住院)
千三百年の歴史をもつ常住院。ご主人はお坊さま

善光寺一山の寺院として、また永代宿坊として、善光寺創建当初より千三百有余年にわたり法灯を絶やすことなく続く常住院。七年に一度のご開帳のこの時、様々な行事について伝授していただきます。また、お朝事といわれる、朝の厳粛なお勤めや、大僧正様・御上人様よりお手持ちのお数珠で頭を触れていただくお数珠頂戴などの参列案内も宿坊の方にしていただきます。


『戸隠神社と式年大祭』

天岩戸神話に由来する、天手力男命
(あめのたちからおのみこと)が天岩戸を
投げ隠した地であるとされる、戸隠山。
先住の九頭龍神と共に祀られたと伝えています。
また、役行者(えんのぎょうじゃ)が開祖で、
嘉祥2年(849年)学問行者(がくもんぎょうじゃ)
が入山し、先住の九頭龍神を山の守護神として
岩戸で封じ、戸隠寺を建て自ら別当と
なったものと伝えられています。
奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の
五社からなり、七年に一度、式年大祭で
神様が神輿渡御されます

(2日目のお宿)
戸隠神社の宿坊(横倉)
白壁の土蔵、茅葺きの屋根。ご主人は神官さん

平安時代のころより幾多の時代の変遷を経て、現在に至る宿坊・横倉。江戸時代後期再建の紅殻色の門や白壁の土蔵、茅葺の屋根など、古き良き日本を十二分にゆったり味わえる宿です。ご主人は、戸隠神社の神官さん。夜、ゆっくりとお部屋で戸隠の様々な話について語ってもらいます