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『早池峰神楽』とは・・・はやちねかぐら

早池峰神楽は500年以上の伝統をもつ非常に
古い神楽であるといわれています。

また、岳妙泉寺(早池峰神社)の開設が
正安2年(1300年)と伝えられているほど
早池峰山信仰の歴史は古く、早池峰神楽は
修験山伏が行った祈祷の舞が神楽となった
ともいわれています。

国の重要無形民俗文化財に指定されており
大償(おおつぐない)と岳(たけ)の2つの神楽座があります。


『早池峰山』・・・はやちねさん

古くから霊山として信仰されている早池峰山

山頂の早池峰神社は、古くから修験の行場としても
盛んな場所で里の集落では早池峰神楽が奉納されます。

また早池峰山は「花の百名山」としても有名で、山開きの
時期には、さまざまな早池峰山特有の高山植物の小さな
花たちが目を楽しませてくれることでしょう。


『権現舞』・・・ごんげんまい



数ある演目の中でも、特に格式が高いものとして
取り扱われているのが「権現舞」。

あらゆる災いを退散し、人々の安泰を祈祷する舞として
神楽の最後に必ず舞われます。

権現とは、神が仮の姿になってこの世に現れたことをいい、
神の化身とされています。山開きの折り、山頂では
この権現舞いが舞われます。



早池峰山山開き・権現舞

一年に一度、山開きの時にだけ、早池峰山の山頂にある奥宮で舞われるという「早峰池神楽」。この時に舞われるのは格式高い「権現舞」。
山頂で舞われた後は里に下りてきて里の神社で神楽が舞われます。衣装や大きな太鼓なども全て、神楽衆によって山頂へ運ばれます。
早池峰山の大自然と一体になった、この時にしか味わえない神楽をぜひご覧ください