『久高オデッセイ』上映会によせて

巡り巡りて 今再び。

太古の昔から「神の島」と呼ばれてきた沖縄・久高島の現在を捉えたドキュメンタリー『久高オデッセイ』は、故・大重潤一郎監督が2002年から2014年まで12年に渡り撮影し、3篇の長篇記録映画としてまとめたものです。大重監督は2004年10月、第1章撮影途中に脳梗塞で倒れ、その後、肝臓癌を患いながらも車椅子で撮影を続け、2015年。3部作を完成させた後、この世を旅立ちました。

今年は午年。沖縄・久高島では本来、12年に一度イザイホーという特別な神事が行われる年です。ただ1978年を最後に、今は行われていません。しかし、
先祖から受け継いできた叡智の種火は、島民たちの中に脈々と流れている、ということを大重監督は見続けてきました。

ハミングバードカフェでは、ハミングバードシアターと題して、私たちが厳選した映画を皆様に折に触れてお届けしております。
今年は映画『久高オデッセイ』の上映会を催したいと検討していた中で、かつてこの映画で演出助手として関わられ、現在はプロデューサー的役割を引き受けられている僧侶の高橋慈正さんより『大重祭』を兼ねての上映会ができないかと相談を受けました。

『大重祭』というのは、大重潤一郎監督の命日に合わせて、毎年有志で何かしらの催しを行っているものです。これまでは主に、大重監督の親友でありこの映画のプロデューサーでもあった宗教哲学者の鎌田東ニさんの呼びかけにより、行われてきましたが、鎌田東二さんも昨年他界。

実は、大重監督、そして鎌田東二さん共に、ハミングバードカフェの運営母体であるオフィスTENの代表で、作家・プロデューサーの天川 彩とは、98年に平和イベントを共に作り上げた深い縁があり、魂の友ともいえる存在です。

そこで、大重祭のバトンを繋ぎ、大重監督の『久高オデッセイ』を今だからこそ、再び皆様に観て頂きたいという思いから、3日間連続上映会並びに、スペシャルゲストをお招きしてのトークショーも連日開催することになりました。
スペシャルトークショーは、3日間とも午前の上映が終わった後、引き続き行います(軽食付き)。

久高オデッセイ3部作を全てご覧いただける貴重な機会となります。

是非、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

                    プロデューサー  天川 彩


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